いよいよ次の検診日。心拍が確認できるか大事な日。「山森さんモニター見えますか?」「心拍、確認できましたよ!!」「ほら、みえる?ピコピコがんばってるよー。」「ただね、ちょっと心配な事もお伝えしなきゃいけない。胎のうがだいぶ小さいね。」


「まぁ、でもね、エコーの角度とかそんなんでも小さく写る事あるしね。大丈夫と思うけど、念のため来週診察きといてね」はいエコー写真「はい」ちょっと不安なことを言われたけど私の心は晴れやかだった。その足で母子手帳をもらいに行き、旦那のお見舞いに向かった。病院へ行くと、先生からお話があった。脳梗塞の原因が分かったのだ。「えーっとですね、ご主人の脳梗塞の原因は心臓ですね。」


「旦那さん、心臓から脳へ空気の粒がとんじゃったんです。」「空気!?」「ふだんは穴は閉じてるけど激しい運動をしたりすると心臓の左心房にポコッと穴があくみたいですね。そこから空気が飛んじゃったんですね。」「えっあのでも旦那今まで運動も普通にやってきてたし、当日は特に激しい運動は…。」その時は洗濯物干してたんです。「まぁそれはきっかけはさまざまなんでね…。たまたま今まで起きなかったって事でしょうね。」


「今回たまたま空気は脳へ行ったんですけど、肺へ行ったら肺塞栓になってましたね。これも死につながるおそろしい病気です。」「なんだハイソクセンて…。」「エコノミー症候群って聞いたことあるでしょう。あれは血栓が飛んで詰まるんですけど、旦那さんの場合、空気で詰まる、と。」「あ、それ聞いたことある。」「こわ~…。それで、あの予防法とか手術で穴ふさぐとか何か手立てはありますか?」


理由が分かったはいいものの「それなんですけど、心臓の負担を避けるため激しい運動は今後禁止です。手術は様子見にしましょう。」これから今まで打ち込んできたスポーツをやめないといけない事(趣味はアイスホッケー、毎回人が変わったように燃えてる)リハビリ後の復帰、楽しみにしてただろうに…。そもそも心臓がそんな風になってたなんて。つらいのは分かり切ってるので旦那の顔をみるのは勇気がいった。

ふたつの心臓。

心拍確認、とても嬉しかった。

けど、そのあとでの脳梗塞の原因判明。

わかったことはある意味スッキリしたんだけど。

次で詳しく書きますが、お互い思い当たる節がない訳ではなかった。

けど、気にしてなかった。

若いから大丈夫とかそういうことはない。

注意深く自分の体を見ていかないといけないんだなと思います。

読んでる方もご用心です。

疲れやすい人、動悸がする人、生活を改善してもそれが続くようなら病院で検査してもらうのがいいかもしれません。


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