「はい、わかりました」「検査の件なんですが、検査にも方法が何種類かありまして、それぞれメリット・デメリットがあります」「まずクアトロテスト、これは血液を少しとって検査するんですが、確定検査ではありません。確率で染色体異常の可能性を出すものです。」

「あくまでクアトロテストはリスクを判定する検査になるので、確率が低いという結果になったとしても、染色体異常の可能性を否定できませんし、また逆もしかりです。」「ただ体には非常に優しいです。血をとるだけですから。」「費用は大体3万円。結果は、うーん、2週間くらいで出るかなあ。」

「で、次は羊水検査。正直私はこれをオススメします。」「なぜなら、これは確定検査だからです。ほぼ１００％信頼できるものです。」「どうやって検査するかというと、子宮に針をさして羊水をチュッととります。」

「ただ、この検査、リスクもあります。検査の影響で流産や赤ちゃんが死んで事もあるんです。大体０．３％位ですね。」「こちらの費用は１０万円です。結果は大体３～４週間で分かるかな。クアトロテストにしても羊水検査にしても受けるのはもう少し先の週数からでないとちゃんとした結果が出せません。」


クアトロテストと羊水検査。

どっちにもメリットデメリットがあるということだった。

先生の話にはまだ続きがあった。


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