「分かったけど具体的にどうするの?」「頑張るったって努力でなんとかなる事ならん事があるよ。」「たとえば下の子がずっと入院になったら…」「それは困る。」「やけん、ファミサポとか頼れるもんは頼って…」「金額的に現実的じゃないやろ」

「たしかに…。「ひとつだけ現実的な方法があるよ。「愛媛に帰ろうか。こっち引きはらって。」

「ギリギリまで自分らで頑張ってムリなとこだけ手助けしてもらおう?」「まぁ、まずそもそも帰っていいか、愛媛のみんなに聞かないけんけど。」「え、なんで!?」「いいん?いや、でも」

「一回言い出したら聞かん性格なんはよーく知っとるしな。」「こっちの暮らしよりきっとそっち選んだ方が後悔ないよ」「ありがとう、ありがとう!!」

「そのためにも産むにしたって羊水検査はした方がいいよ。」心の準備とケアの準備がいるし。「さーリハビリがんばらんとなー。」「抱っこまでにまにあわせんと。」


思いがけない提案。

ありがたい申し出。

移住するにしても色々これから問題は山積みだけど、パッと光が差したような気持ちでした。


【この話の続き】
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