無事に妹に2人目が産まれたけど、産まれる前、実はちょっと心配もあった。それは自分の精神状態。向こうはピカピカの健康な子が産まれるわけで、こちらは色々と先行き不安。

昔から妹とは比べられる事が多かった。私はそれが嫌だった。「妹ちゃんの勝ちだねー」買ったに今回も”幸せ”の度合いを自分で勝手に比べて勝手に不安定になってた。なぜか昔からいい人そうと言われる。でも全然そんな事ない。「肉が多いから大らかに見えるのか?」自分の心の汚さは自分が一番よく分かっている。

でも実際出産が始まるとそんなの杞憂だった。「どうか!!どうか無事に産まれて!!」”産まれてくれてありがとう”私のモヤモヤものんちゃんが代わりに産んでくれたみたいだった。「のんちゃんの赤ちゃんよー」「顔しっかりしてきた」


妹の出産にまつわることについて思ってた事

私達は双子で15分差で産まれたため何から何までよく比べられてきた 。

見た目も能力もどっこいどっこいそっくりな2人。

実際見分けが付かなく、どちらが姉でどちらが妹か判断するためもあっただろう。

でも、そうやって比べられる事も気分がいい時は楽しいんだけど、だんだん鬱陶しい気持ちにもなったりして。

思春期の時なんかは最悪で、双子だとバレないように離れて歩いたりしてたもんだった 。(バレバレだったと思うけど 。)

でも成長するにつれ 、見た目や性格もだいぶ変わってくると一見双子とは気づかれず自然と比べられる機会も減った。

そのおかげで妹との差を意識することも無くなってた。

今回のこの一連の出産にまつわる件、誰にも妹と比べられたりしてないんよね。

勝手に自分の中で仮想の判定員を作って、幸せ度を測ってただけの事。

大体、私より妹はめちゃめちゃ幸せだ!!って勝手に思い込んでたけど、切迫早産で夫と離れて実家で絶対安静、羊水検査もしなきゃいけなかったとか妹もヘビーやったよね。

私の脳内では、夫は元気で仕事バリバリ!実家でしっかり支えてくれる家族たち。羊水検査も見事パス。って変換されてたわけです。

しんどかったせいもあって、隣の芝生が青く見えるってやつやったんかな。

あんなに比べられる事が嫌だったくせに、「私は私」と思ってたくせに我ながら自分に呆れてしまうけど、どっかでライバル視してたとこもあったんだろう。

この先の話でちょっと出てきますが、私のこのグルグルした気持ちは一旦この妹の出産でスッキリ感動の涙に変わってたのに、そのうちまた盛り上がってしまうのだった…ハァ…。

情けないやつだと思いながらもまた読んで貰えたら嬉しいです。


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