こんばんは！


今日も前回の続きを。

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井戸を埋め立て、ご祈祷が終わったあと平穏に新しい生活が始まったかに見えた我が家。

おかしな事のスタートは祖父からだった。


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なかなか治療の効果が出ず、熱が下がらなかった。

そこからほんの数年でバタバタとみんな体調を崩していった。

ちょっとあげるだけでも、祖母アッコちゃんは顔面神経麻痺、ひいばあちゃんも体調を崩し入院、ひいじいちゃんは赤ん坊の私を背負ったまま階段から転げ落ち骨折、母リツコは腎盂腎炎で入院。

ずっと無事なのは婿養子であるところの父のみ。
家族が入院している病院へのはしごが続いた。

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余りにも色々続くので、じいちゃんは段々不安に…。

もしかして、井戸のせい？

ご祈祷していただいた神社の神主さんに話を聞きに行くことに。

じいさん「あのー、井戸を埋めたせいなのか家族が入院続きなんですけど…。」

そしたら神主さん、

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ハッ……！！井戸の息抜きも土も神主さんに教えられた通りにはやってない！


じいさん「ちなみに井戸の神様が怒るとどんな事が起きるんですか。」

神主さん「その井戸の上に住んでる方に災いが起きるとは言われてます。病気や事故にあいやすいとか。」

井戸の上………

井戸の真上は………

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みんな集まるリビング！！！

みんな別々に住んでますが、ご飯はその井戸の真上のリビングに集まって食べるのが習慣となっていた。



家に帰り落ち込みまくるじいさん。

それに気付き、ひいばあちゃんが声をかけた。
度が過ぎるほど息子ラブだったひいばあちゃん、息子の様子は人一倍気になる。

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じいさんから井戸の話をひと通り聞いたひいばあちゃんは、こっそりその神社に話をしにいき、厄祓いの御札を貰ってきた。

でも、こんな(ちゃんと息抜きなどやってなかった)事、他の家族に言ったらうちの息子が責められるかも。



👵「息子が責められるのを避けたい＆もらった御札を貼るにはどうしたら……」

ひいばあちゃん考えに考えた。


そして、ひらめき神降臨！

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👵「もらった御札の上からカレンダー被せたらいいんだ！」

おかげで誰にも気付かれず済んだかと思ったけれど…

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ひいばあちゃん、急死…。

その後年が明けて、かけていたカレンダーを新しいものに変えようとした母リツコによって厄祓いの御札が出てきた。

母「誰かが御札貰ってきてたんだな。新年になった事だし、御札返して新しい御札もらってこよっと」

……

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神主さん「なんで？この御札は夏くらいにお宅のひいおばあちゃんが家内安全の厄祓いにってわざわざご祈祷までして持って帰ったものですよ。1年は取替えなくていいんですよ。また夏ごろ持ってきてください。」

確かにみんな体調崩しがちだから、ひいばあちゃんも心配でご祈祷して貰いに行ったんだな……その割に家族を心配した本人が急に亡くなっちゃって可哀想だね。。と、母もしんみりと帰ってきたそうな。

それから日々の暮らしに流され御札はそのまま元の場所に貼られたままとなり、ずっとそのままに…… 



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そして、そこからしばらく経ち、最初の話に出てきた廊下の異音に繋がるのです。

以前にも話しましたが、廊下の異音とは、

昼夜関係なくズズズ……シュルシュル…と引きずるような衣擦れのような音が聞こえてくるというもの。

いざ確認に行くと、誰もいないというこの現象。
私だけが感じるもののようだった。
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この廊下はなるべく通らないようにしたかったんだけど、どうしてもトイレに行く時や自分の部屋に行く時など毎日通らざるを得ない。

そんなある晩のこと。

……と、あまりにも長くなりすぎたので次回また続きを載せさせていただきます。

次回もまたよかったら読んでね。

毎日暑いので皆様体調崩さないようにお気をつけください。

ではでは！

【この話の続き】
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