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ゆうくんをいちばんにしてあげよう


「Kちゃんはお母さんがおるけど、お母さんが一緒にいないゆうくんは不安で心細い気持ちになっとるはずやけん、誰よりも一番にしてあげよう。」
父しまりすの提案だったけど、私たち家族が出来ることは限られてるから、「自分は特別なんだな」と思ってもらえる事には限りがあった。

じいちゃんと2人で通った銭湯、弟と一緒に行った街までのドライブと帰りのラムネ、うちの木こりとのボール遊び、ばあちゃんの作ってくれた星の形のゼリー。

そしてお母さんとの毎日の電話。

ゆうくんの嬉しそうな顔に喜び、寂しそうな顔がちょっとずつ減っていくのにほっとしました。

そして待ちに待った付き添い交代予定の日。

この日以外は付き添いを代わってあげられる日がなかったから、この日は特別な日でした。

寂しかったはずなのに、もう1人のお母さんで我慢したゆうくん。
まだ3歳なのに、そんなに強くなくていいんだよ。
脇の下に頭を埋めて寝るのが癖の下膨れのほっぺの可愛いゆうくんは、それからちょくちょくKちゃんが寝たあとに布団に潜り込んできてくれました。

もうそんな彼も今や4月から3年生。
もうめぐおばちゃんとは寝てくれないだろうなぁ…!

【この話の続き】
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